日本スーパーバンタム級２位（元日本同級王者）・木村章司対日本同級１位・瀬藤幹人選手（協栄）
のボクシングファン注目の一戦が6月16日（月）後楽園ホールのメインエベント（56kg契約・10回戦）
として行われた。　

試合は攻撃パターンに迷いが無かった木村が序盤に左フック、右アッパーの好打でポイントを奪う。中盤、瀬藤選手の手数を生かした攻撃で巻き返される展開も、勝負どころの終盤で木村が連打を織り交ぜた攻撃でしっかりとポイントを取り切り試合終了。 ハイレベルな好ファイトを木村が3−0（2人が98-95、1人が97-96）の判定で勝利を収め、日本ランクトップ２マッチを制した。

日本のトップコンデンター（1位）に返り咲きを果たした木村（30歳）は25戦21勝７ＫＯ2敗2分。一方、連勝が「16」でストップした瀬藤選手（28歳）は34戦26勝13ＫＯ７敗1分に（瀬藤選手は6月下旬の発表で日本2位にワンランクダウン）。

先日（5/25）青森県弘前市で日本スーパーバンタム級4位・三浦数馬選手（ドリーム）と無念の3回負傷ドローになってしまった日本バンタム級７位（元東洋太平洋、日本Ｓバンタム級王者）・福島学（33歳=43戦31勝19KO8敗4分）の次戦が決定した。

8月12日（火）後楽園ホールで新鋭のサウスポー・栗田貴之選手（ワタナベ=28歳=12戦7勝1KO4敗1分）とスーパーバンタム級８回戦で対戦する。今月（6月度）、11位から7位に日本ランキングが上昇した福島。キャリアを生かしたボクシングで更なるランクアップに繋がる試合内容を期待したい。尚、この試合は「第４回花形 VS ワタナベ ジム対抗戦」のメインエベントとして行われる。

2007年度B級トーナメント・ウェルター級優勝者・和田直樹（25歳=11戦7勝1ＫＯ3敗1分）が8月12日（火）後楽園ホールで日本スーパーウェルター級7位・柴田明雄選手(ワタナベ=26歳=15戦9勝5KO5敗1分）とスーパーウェルター級8回戦で対戦することが正式に決まった。 和田は12戦目にして初の日本ランク挑戦となる。尚、この試合は「第４回花形 VS ワタナベ ジム対抗戦」のセミファイナルとして行われる。7月9日に日本ランカー戦が迫っている鎌田同様、ランク奪取を期待したい。

日本女子ボクシング協会認定フライ級チャンピオンの実績を持つ猪�ｱかずみ、そして花形冴美(本名：田中冴美)の２名の女子選手が8月12日（火）の後楽園ホールでJBC（日本ボクシングコミッション）認可下でのデビュー戦が正式に決定した。

猪�ｱは上村里子選手（山木）とフライ級６回戦、花形は越石優選手（山神）とミニフライ級4回戦で対戦する。現在ＪＢＣ(日本ボクシングコミッション）認定プロボクサーの中では最年長（４５歳）となる猪�ｱにはここをスッキリとクリアーして世界挑戦へ向けての一歩前進を期待。また猪�ｱの前に出場する花形にはジム女子試合の歴史的１勝を期待したい。

尚、この女子２カードは「第４回花形 VS ワタナベ ジム対抗戦」興行の中で行われる。


-田中に花形のリングネームを付けた理由-
ボクシングに賭ける為、通っていた大学をスッパリ辞めるなど、他の男子選手には無い意気込みに感銘した会長が田中に「花形」のリングネームを授けた。

６月度日本ランキング
木村章司（日本Ｓバンタム級１位）、福島学（日本バンタム級７位） ※菊井徹平は１０位からランク外に

プロテスト合格者
5月21日C級受験：山中 知樹（Sバンタム級）　横山 卓史（Sミドル級） ※階級は受験時のウェイト